<Header>
<Author: 王昌齡>
<Title: 送魏二>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 魏二（ぎじ）に送別（そうべつ）す>
<BookPage: 272>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
醉別江樓橘柚香，
江風引雨入舟涼。
憶君遙在瀟湘月，
愁聽清猿夢裏長。
<End Poem>
<Translation>
長江ぞいの高樓の上で、わかれの酒をくみかわした。花たちばなのかおりが空中にただようて、秋の氣が深い。川かぜが雨を吹きつけ、雨のつぶが船のなかにはいってきて凉しくつめたい。おもえば、君は遠く去って行って瀟湘のほとりに泊ることだろうが、洞庭湖の中心にある君山の月を眺めて、ゆううつなおもいのうちに猿の銳ぐ澄んだ聲を聽きながら、うつらうつらとまどろんでいると、夢のなかまでそのかなしげな聲がつづくことだろう。それを思うと、このわかれはいよいよつらくなる。
<End Translation>
<Formatted Translation>
長江ぞいの高樓の上で、わかれの酒をくみかわした。花たちばなのかおりが空中にただようて、秋の氣が深い。
川かぜが雨を吹きつけ、雨のつぶが船のなかにはいってきて凉しくつめたい。
おもえば、君は遠く去って行って瀟湘のほとりに泊ることだろうが、洞庭湖の中心にある君山の月を眺めて、
ゆううつなおもいのうちに猿の銳ぐ澄んだ聲を聽きながら、うつらうつらとまどろんでいると、夢のなかまでそのかなしげな聲がつづくことだろう。それを思うと、このわかれはいよいよつらくなる。
<End Formatted Translation>